人の名前が憶えられない!人の名前だけがでてこない!のは、記憶力の鍛え方に問題があった!

名古屋大学 環境医学研究所の澤田 誠所長が、『なぜ名前だけがでてこないのか』という本を書かれています。

脳神経科学の専門家として第一線で研究されている澤田教授ならではの、名前を覚えるための役に立つアドバイスが書かれています。

どうして名前だけが思い出せないのか、という理由には、「なるほど、そうだったのか!」と納得できます。

人の名前が覚えられない人におすすめ!人の名前の覚え方8選の続編として、人の名前の覚え方について、まとめました。

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名前をど忘れしやすい人は要注意!

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この本のオモテ表紙の裏に、このように書かれています。

脳を鍛えるなら保存より

呼び出しのほうが大切だった!

名前を「ど忘れ」しやすい人、必見。

保存か、呼び出しか分からないけど、「そうそう、ど忘れしやすいの、わたし!」と思ったのは、私ひとりではないはず。

あなたも、そうではないですか?

記憶術の本は、本屋さんでよく見かけますが、社会人に必要なのは、脳に保存する方法ではなくて、「記憶を引き出しやすくする力」なのだそうです。

この「記憶の引き出し方」のメカニズムを脳科学の専門家 澤田教授が教えてくださっています。

そのカギは、意味記憶をエピソード記憶に変換すること。

短期記憶、長期記憶の後に、意味記憶について解説し、その後に、「記憶の引き出し方」について書いています。

記憶の司令塔 海馬(かいば)

その形がタツノオトシゴに似ていることから、海馬と名付けられた記憶の場所は、記憶の司令塔と呼ばれています。

この海馬は、視覚、聴覚、臭覚、触覚などから送られてきた情報を、一時的に保存することができます。

ただし、保存できるのは平均80分程度で、長くても2、3日です。

海馬で一時的に保存される記憶を短期記憶といいます。

短期記憶担当の海馬は、長期保存すべき記憶は、大脳皮質に記憶を送る働きもあります。

大脳皮質に保存された記憶は、数十年でも保存できるので、海馬の短期記憶に対して、長期記憶と呼ばれています。

短期記憶、長期記憶の他に、保存時間で分けると、作業記憶というのがあります。

作業記憶は数秒、数分しか保存されないものもあります。

電話をかけるときに覚えますが、かけ終わったら忘れてしまうような記憶が作業記憶です。

生き残るために必要な記憶

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家に変える途中で、ライオンに出会って殺されそうになった。

こういった経験をされたことがある人とは出会ったことがありません。

もしそのような経験を海外でなさった方は、2度と忘れることはないでしょうし、いつ、どこで、どんなふうにライオンと出会ったか、記憶に残っていることでしょう。

数十年前の記憶でも鮮明に残っている場合は、喜び、悲しみ、怒り、驚きといった心の動きがあると、その記憶、情報は生きるために必要な記憶、情報として長期記憶に留まります。

このような記憶をエピソード記憶といいます。

つまり、長期保存される記憶というのは、生きるために必要な記憶で、喜び、悲しみ、怒り、驚きのような情動が動かされた場合は、特に長期に渡って記憶が留められるということです。

意味記憶は、覚えにくく、忘れやすい

生きるために必要な記憶、エピソード記憶は長期に渡って脳に記憶が留められる、と書きました。

では、生き残るために必要のない記憶って、あるんでしょうか。

その代表は、数学の公式、歴史の元号、英単語、漢字などです。

これらは、エピソード記憶と区別されます。

これらは、試験に合格するため、出世するためには、生き残るために必要な記憶と言えますが、一応、意味記憶と言われていて、覚えにくく、忘れやすいのが特徴です。

そして、人の名前も、この意味記憶になります。

「そうかー、人の名前は意味記憶なんだ。覚えられないのは当たり前なんだー」と妙に納得してしまいました。

「歳取ったから、認知症になったから」ではないんですね。

ちょっと安心しました。

意味記憶をエピソード記憶に変換する

人の名前は、意味記憶で、覚えにくく、忘れやすいのです。

それが分かったところで、解決策にはならないですね。

この本の肝は、その覚えにくく忘れやすい人の名前を、どのようにして脳から引き出すかということです。

脳から引き出す、というのは、無意識の中にある記憶を、どのようにして紐づけするかということです。

名前

例えば、上のイラストで説明しますと・・・。

古いアルバムの集合写真の中に、サッカーボールを抱えた男の子の写真がありました。

「あぁ、山田中学校のサッカー部の同級生だ!」

「家に遊びに行った時、お姉さんにあったけど、可愛かったなー」

「部活の帰りによく寄り道してた」

「夏の暑い日に、よくコーラの一本飲みしたな」

「でも、名前が出てこないなー」

こんな感じです。

わたしは、こういうことがよくあります。

名前だけが意味記憶で、その他はエピソード記憶です。

顔とエピソード記憶は紐づけされているので、すぐに思い出せますが、顔と名前の紐づけは紐が細くなっていて思い出せません。

時間が経てばたつほど、無意識層に保存されている名前の記憶を引っ張りだすことができなくなります。

思い出したくても思い出せない時は、苦しいですよね。

名前のひも付けを太くする方法は、人の名前が覚えられない人におすすめ!人の名前の覚え方8選にも書きました。

  1. 挨拶では、言葉の最後にも相手の名前を添える
  2. 相手と一言でも言葉を交わす
  3. 名字だけよりフルネームで覚えるほうが覚えやすい

初対面の方のお名前を伺うときのことをエピソード記憶にしてしまうといいです。

「俳優の福山雅治さんの親戚ですか?」と聞いたというエピソード記憶を作る。

フルネームを聞いた後に、漢字も教えてもらったというエピソード記憶を作る。

「何県に多いお名前ですか」と聞いて、その後に出身地の話になったというエピソード記憶を作る。

等など。

顔と名前を覚える法―私はこうして1万人の心をつかんだ (ゴマブックス)の著者である長谷川浩子さんは、意味記憶をエピソード記憶に変換する方法を独自で編み出されていたんだと思います。

 人の名前が覚えられない人におすすめ!人の名前の覚え方8選

名前の本

なぜ名前だけがでてこないのか: 脳科学者が教える本当に正しい記憶力の鍛え方

単行本・1,620円 

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