五郎丸ポーズ ルーティーンが勝利を引き寄せる?【メンタルコーチ荒木香織氏考案】

婦人公論[2016.1.26号]に興味深い記事が載っていました。

2015年のワールドカップ イングランド大会で南アフリカを破って、大金星ををあげた日本代表。

その日本代表のメンタルコーチとして選手たちを影で支えたメンタルコーチ 荒木香織さんの『勝利を引き寄せるコツ』が紹介されています。

その内容を簡単にまとめました。

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荒木香織メンタルコーチが3年間で行ったこと

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荒木香織メンタルコーチが最初に行ったこと。

それは、2015年のワールドカップに照準を合わせ、その時に、「選手が前向きに、意欲的に、誇りをもって戦い抜く」ことができる、そのことを目標に定めることでした。

W杯回数 対戦相手 勝敗 スコア
第3回(1995年)  ウェールズ 10-57
 アイルランド 28-50
 ニュージーランド 17-145
第4回(1999年)  サモア 9-43
 ウェールズ 15-64
 アルゼンチン 12-33
第5回(2003年)  スコットランド 11-32
 フランス 29-51
 フィジー 13-41
 アメリカ合衆国 26-39
第6回(2007年)  オーストラリア 3-91
 フィジー 31-35
 ウェールズ 18-72
 カナダ 12-12
第7回(2011年)  フランス 21-47
 ニュージーランド 7-83
 トンガ 18-31
 カナダ 23-23

何しろ、日本代表は、W、杯で24年間、1度も勝ったことのないチームでしたから。

「自分たちは勝てるんだ」という意識を植え付けるために、荒木香織メンタルコーチは、そのためのアプローチを考えました。

《チーム全体へのアプローチ》

  • 国歌斉唱 当時の日本代表は、国歌斉唱の時、下を向いていて全く歌えてなかった。『君が代』の歌詞に込められた意味を知ってもらい、日本代表としての誇りに思ってもらう必要があった。選手全員に歌詞の意味を教え、歌う練習をした
  • 規律の徹底 ・脱いだ靴を揃える ・提供される飲料水は最後まで飲んでゴミ箱に捨てる。 等、日常生活で細かい規律を守るよう徹底。
  • ミスした選手に不平・不満を言うのを禁止 責めたところで成長はない。失敗しても次にどうすればいいか教えてあげる。よいところは、必ず口に出し、褒め合う。これを続ければチームづくりにつながっていくことを選手たちに叩き込んだ。

このことと並行して、個人個人のメンタルの強化を実行。

《個人のメンタルの強化》

  • 個人に合った対処法を伝える 選手によっておかれた立場や状態、気持ちの整理の仕方は異なるので、万人共通の方法があるわけではない。個々に話を聞き、感じていることを整理してあげてから、対処法を考え、伝える。

3年がかりで完成した五郎丸選手のルーティーン

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五郎丸選手が、キック前に必ず行う、あの一連の動き。

あの一連の動きのことを、『プレ・パフォーマンス・ルーティーン』というんですね。

実は、荒木香織メンタルコーチが、多くの時間をかけて向き合った選手が、五郎丸選手だったんです。

メンタルコーチ就任当時に、「チームの要となる五郎丸選手のキックを安定させてほしい」と、ヘッドコーチから託されていたのです。

そして、3年がかりで完成させたのが、『プレ・パフォーマンス・ルーティーン』

いかなる条件下でも安定したパフォーマンスができるようにするためです。

活躍の秘訣!イチロー選手のカレーとルーティンワークの秘密にあるように、イチロー選手が毎朝カレーライスを食べるのも、バッターボックス廻りでの、あの一連の動きも、ルーティーンなんですね。

《五郎丸選手のルーティーン》

「ボールを目の前で2回まわしてフィールドに立て、3歩下がって、2歩左に歩く。腰を落として手を組む姿勢をとり、8歩助走して蹴る」という動作です。

この動作を毎回することによって得られるものは、次の4つです。

1.次はキックをするのだと体が準備をしてくれる。
2.「入らなかったらどうしよう」という不安などの内的障害や、歓声、相手の動きなどの外的障害を断ち切る。
3.ストレスの軽減につながる。
4.もしキックに失敗しても、修正すべきポイントに気づきやすいため、次のキックの時に調整できる。

手を組むあのポーズは、ボールの軌跡をイメージするためのもので、たまたまあの形になったそうです。

「五郎丸ポーズ」と名前がつけられて、精神統一の儀式のように言われていますが、実際は違います。

スポーツと私たちの仕事と生活では違うかもしれませんが、このルーティーン、応用ができそうですね。

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ルーティーンは応用できる!

  1. 目標はノートに書き出す 思って続けていても、なかなか実践できない。目標を決めたら書き出しましょう。文字にして視覚化すると、自分に強く刻みこむことができる。
  2. 自分の意志で決定する 自分で決めたら、そのための手段、ツールを手に入れて、とりあえず行動。
  3. プラスの言葉 何かに悩み落ち込んだ時は、自分にプラスの言葉をかけて」あげましょう。「きっと、できる!」「頑張れば必ず◯◯に行ける!」
  4. 振る舞いを変えてみる 自信をつけるには、表情やしぐさ、話し方などを変えてみることも大切。意識して、胸を張りましょう。
  5. 呼吸を味方につける 緊張した時や集中力を高めたい時、深呼吸が有効です。ゆっくり口から息を吐いて、大きく息を吸い込みます。顔をあげて胸を張った状態で2、3回。

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