
37度から48度の熱がだらだらと続いて、抗生物質でも熱が下がらない。
熱が続いて、抗生物質でも治らない・・・熱のことだけを考えたら、昔だったら、まず結核を疑いました。
今は結核の治療が進んで患者数も少なくなりまりました。
なので、今は『37度から48度の熱がだらだらと続いて、抗生物質でも熱が下がらない』ならば、膠原病を考えてみる必要があります。
カゼと膠原病の違い
熱のある病気で、一番先に考えられるのはカゼです。
熱が続く期間が2週間未満ならカゼを疑い、2週間以上であれば、膠原病かもしれないという疑いを持って診察を受けましょう。
早く見つけて治療すればよくなります。
女性で、年齢が20代~40代なら、念のための診察をおすすめします。
膠原病の代表的な疾患 エリテマトーデスにかかる人の90%以上が女性です。
膠原病の主な症状
膠原病の主な症状は3つ。
- 熱が2週間以上続く
- 関節の痛み
- ヒフの紅斑
《熱が2週間以上続く》
繰り返しますが、熱がダラダラと下がらない。
女性で、20代~40代であれば、診察を受けましょう。
《熱が2週間以上続く》
関節の痛みは、はじめは、どこが痛いか、分かりません。
身体のあちこちが、走るように痛いという方が多いようです。
神経痛の痛みと同じような痛みですが、若い方がこのような痛みがあると、膠原病の可能性があります。
時間がたつにつれて、痛みの場所が固定してきます。
関節とか筋肉とか、肘や膝、足などが痛くなったり、腫れたりします。
《ヒフの紅斑》
紅斑は、顔、手のひら、指先、親指の付け根によく見られます。
ヒフに紅い紅斑ができる病気は他にもありますが、他の病気でできる紅斑との違いがあります。
膠原病の紅斑の特徴は、痛みがないことです。
普通、皮膚病は、痛みか痒みがあるものです。
痛みも痒みもないので、安心しがちですが、実は、痛みも痒みのないほうが怖いのです。
膠原病の可能性があります。
また、他の症状としては、爪がもろくなったり、白くなったり、髪の毛が抜けたりします。
複数のこのような症状があったら、注意しましょう。
(美容整形で、身体の中にパラフィンやシリコンを入れた方が膠原病になるケースもあります)
膠原病の特徴
膠原病を大きく分けると6つあります。
ほとんどの膠原病は、女性がかかりやすいですが、男性が多い膠原病もあります。
|