小学4年生のお子さんがいるママさんから聞いた泣ける話です。
自分の子供の発表では涙は出なかったそうですが、ある女の子の発表を聞いて、涙腺崩壊。
女の子の発表が始まると教室の空気が一変し、多くの父兄の方も大感動。
わたしも、ちょっと話を聞いただけで、涙腺が・・・。
ヤバイ、ヤバイ、人前で涙を流してしまうところでした。
わたし、ずっと5歳下の弟が嫌いでした
今、小学校では、成人の2分の1の年齢10歳になった時、授業参観で2分の1成人式と称する行事をするところがたくさんあるようです。
つい最近、『2分の1成人式』があることを、小学生のお子さんを持つママさんから初めて聞きました。
その2分の1成人式で、感動的な発表をした小学生がいたそうです。
5歳下の弟がいる女の子の発表でした。
女の子は、発表の最初から終わりまで、ずっと泣きながら発表しました。
それは、こんなお話です。
女の子が5歳の時に弟が生まれました。
弟が生まれてから、女の子の世界が激変したのです。
悲しく、つらい毎日が続きました。
その悲しい気持をどう伝えたらいいのか分かりませんでした。
なぜつらかったと言うと、パパもママも、毎日やさしくしてくれてたのに、弟ばかりかわいがるようになったからです。
女の子には、「パパもママもわたしより弟のほうがかわいいんだ」と思ってしまったのですね。
「ママ、これして」とお願いしても、「ママ忙しいからあとでね」とか、パパもあまりかまってくれなくなりました。
甘えようとしても、「お姉さんでしょ」。
パパやママの知らないところで一人で泣いていました。
自分はひとりぼっちになったと思ったのかもしれませんね。
「弟なんか生まれてこなかったらいいのに」
そんな気持ちがあったのかもしれません。
若いパパとママは、赤ちゃんの面倒をみるのが忙しく、女の子がそんな気持ちでいるとは全く気付かなかったのでしょう。
女の子は、弟が嫌いになりました。
ずっと、ずっと、5年もの間。
2分の1成人式を迎える10歳になる前に、偶然◯◯◯◯◯を見るまでは。
弟が幼稚園で描いた絵に・・・
弟が生まれてから5年。
弟は幼稚園に入りました。
おねえちゃんは、弟が嫌いですから、かわいがることはありませんでした。
いじわるはしなかったかもしれませんが、パパやママに言われない限り、面倒は見なかったと思います。
だから、女の子は、「弟もわたしのこと嫌いでしょう」と思っていたのです。
ところが、ある日、女の子は弟が幼稚園で描いた絵を見たのですが、その絵の中の一部に目が釘付けになりました。
その絵は、弟と女の子が仲良く歩いている絵でした。
絵の中では、弟と女の子が手を繋いでいました。
女の子の目が釘付けになったのは、繋いだ手のところです。
女の子が、その繋いだ手をずっと見ていたのには理由がありました。
それは、女の子は弟と手を繋いで歩いたことが一度もなかったからです。
「わたしは弟のことが嫌いで、面倒もみないで、やさしくもしてなくて、弟もわたしのことが嫌いだと思っていたのに」
女の子は申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
「こんなわたしでも、おねえちゃんと思って、手を繋ぎたいと思っていてくれていたんだ」
女の子は、気持ちのやさしい弟のことが大好きになりました。
弟の思いが女の子に伝わった瞬間でした。
女の子の発表は、「・・・最後に、お父さんとお母さんに感謝をしたいことがあります。弟を産んでくれたからです。お父さん、お母さん、本当にありがとう」との言葉で締めくくられました。
編集後記
この話を教えてくださったママさんは、このお話をしてくれる度に、感極まるようで、薄っすらと目に涙があふれています。
自分の子供の発表は、インフルエンザになった時にやさしく看病してくれたママへの感謝を発表してくれたそうですが、女の子の発表の後だったので、あまり感動しなかったそうです。
小学1年生が書いたユニークな詩について、こんな記事を書きましたので、併せてご覧ください。
『一年一組せんせいあのね』キラキラ輝く子ども達の詩に感動!笑い・涙・優しさ
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