エンテロウイルスD68が日本でも流行してるの? まひ症状が出るケースも!

聞き慣れない『エンテロウィルスD68』

国内患者63人から、このウィルスが検出されたとか。

2005年~2014年までの感染者は、0~5歳までの感染者が約8割で、乳幼児がかかりやすい感染症です。

『エンテロウィルスD68』に感染したら、発熱、咳、くしゃみなど風邪の症状と同じような症状が出ますが、特徴的な症状は、気管支喘息発作です。

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エンテロウイルスD68(EV-D68)感染症に関するQ&A

ウィルス

10月23日に国立感染症研究所感染症疫学センターから、一般の方向けにエンテロウイルスD68(EV-D68)感染症に関するQ&Aが発表されました。

エンテロウィルスD68についての情報は、このQ&Aが一番分かりやすいと思います。

エンテロウィルスD68は、夏から秋にかけて流行し、冬になると感染者はほとんどいなくなりますが、この時期に発表されたので驚いています。

エンテロ

EV68は1962年に米国・カリフォルニア州の呼吸器疾患(肺炎・細気管支炎)の小児4例から初めて検出されたが、その後の報告は稀で、2009~2010年に小流行が報告されただけであった2, 5, 6)。しかし、2014年8月下旬に、米国中部の2つの州(ミズーリとイリノイ)の病院から、重症呼吸器疾患による入院症例の増加と数十人の患者からのEV68検出が米国疾病管理予防センター(CDC)に報告された7)

米国では、2009年~2010年の間に小流行の報告しかされなかったのですが、2014年8月~2015年1月の間に1153人が感染し、四肢の筋力低下や顔面麻痺などの症状が現れている患者もいたそうです。

米国では昨年8月からEV-D68の感染が拡大しており、米疾病対策センター(Centers for Disease Control and PreventionCDC)によると今月15日までに1153人が中程度~重度の呼吸器疾患を発症した。

 子どもに流行のエンテロウイルス、神経系への影響に警鐘

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エンテロウィルスD68の症状・治療・予防

症状

エンテロウィルスD68に感染した時の症状は、風邪やインフルエンザの症状とよく似ています。

発熱、咳、くしゃみ、筋肉の痛みなどです。

さいたま市でエンテロウイルスD68型が検出された、急性弛緩性脊髄炎を含む8症例によりますと、次のような症状が確認されています。

症例1:9月6日から発熱(39.1℃)、7日からポリオ様の右弛緩性麻痺が出現して同日紹介受診し、原因検索のため入院した。9月9日~10日にかけて左下肢も弛緩性麻痺が進行して対麻痺となった。

症例2:4歳女児。気管支喘息大発作で入院。
8月中旬から鼻汁咳嗽があり、23日夜から咳嗽が増悪した。24日深夜に起坐呼吸多呼吸で覚醒し、入眠困難だった。入院後に下痢。

症例3:3歳女児。気管支喘息大発作で入院。
8月29日から咳嗽があり、夜間には発熱(37.9℃)・喘鳴陥没呼吸が出現した。翌30日朝にかかりつけ医から酸素投与下に救急搬送され、同日から6日間入院した。入院後に下痢。

症例4:5歳女児。気管支喘息大発作で入院。
9月4日から小紅斑、7日から咳嗽が出現し、12日午後から呼吸困難発熱(39.2℃)があった。同日紹介受診し、活気不良・喘鳴・頻呼吸を認めたため同日から7日間入院した。下痢なし。

症例5:1歳1か月男児。急性気管支炎で入院。
9月5日から鼻汁、6日から咳嗽、7日から喘鳴陥没呼吸発熱(37.5℃)があった。同日紹介受診し、喘鳴・頻呼吸を認めたため同日から5日間入院した。下痢なし。

症例6:4歳女児。気管支喘息大発作で入院。
9月6日から咳嗽喘鳴呼吸困難があり、夜間に入眠困難のため時間外診療所から紹介受診した。発熱(37.7℃)・陥没呼吸・肩呼吸・チアノーゼ・意識障害を認めたため翌7日早朝から7日間入院した。下痢なし。

症例7:2歳男児。気管支喘息小発作で外来通院。
気管支喘息で入院歴があるが、予防薬で発作頻度は減少していた。
9月1日から咳嗽、2日朝から喘鳴が出現し、当院かかりつけのため同日当院を受診した。努力呼吸はなく、ステロイド内服で外来通院した。発熱・下痢なし。

症例8:1歳5か月男児。急性上気道炎で外来通院。
9月4日から鼻汁、5日から咳嗽・くしゃみ、6日から発熱(38.9℃)があった。当院で基礎疾患を検索中のため、発熱の対応で8日に当院を受診した。気道症状は軽微のため帰宅した。下痢なし。

 エンテロウイルスD68型が検出された、急性弛緩性脊髄炎を含む8症例―さいたま市

治療

現在、エンテロウィルスD68の治療法、抗ウイルス薬はありません。対症 療法、支持療法が中心となります。

予防

予防するには、風邪やインフルエンザに対する予防法と同じです。

飛沫感染や接触感染を予防するために、マスク、うがい、手洗いをして、抵抗力を高めておくことです。

普段から睡眠不足にならぬよう、規則正しい生活を心がけ、バランスのよい食事を摂ることが大切です。

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