最低血圧が低くても最高血圧が高ければ「血管事故」の恐れあり!

血圧を測定した後に、「最高血圧」と「最低血圧」の数値を使って、計算していますか?

したことがなかったら、簡単な計算式なので、時々は計算してみてください。

計算式によって導かれた「平均血圧」と「脈圧」の把握が、血圧コントロールの役に立つと思います。

最高血圧と最低血圧の関係が分かりますよ。

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動脈硬化は、どの血管からはじまるの?

血管

血管が硬くなり、厚くなり、血液の通り道の血管の内腔が狭くなるのが動脈硬化です。

その動脈硬化は、どの血管から始まるのかというと、末梢血管「細い血管」から始まります。そして、やがて、「太い血管」にも動脈硬化が起こり進行していきます。

繰り返しますが、動脈硬化は「細い血管」→「太い血管」の順番ですすみます

もし自分が、「細い血管の動脈硬化が進んでいるな」とか「細い血管も太い血管も動脈硬化になっているな」と現状を把握することができたら、治療を受ける心構えも、生活習慣を変えていくにも有意義なことですよね。

それが、「平均血圧」と「脈圧」を知ることで、おおよそ知ることができます。

沢尻博士
「細い血管」の動脈硬化が「平均血圧」を上げるのよ。
沢尻博士
「太い血管」の動脈硬化は「脈圧」を上げるのよ。
沢尻博士
「太い血管」の動脈硬化が悪化していくと、やがて「脈圧」が「平均血圧」を上回ってしまうの。

続いて、「平均血圧」と「脈圧」について説明致します。

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計算式1 「平均血圧」の計算式

 

人は血管とともに老いる」といわれるように、加齢とともに血管の動脈硬化がすすんでいきます。

食事の内容や生活習慣によって、動脈硬化の進行には個人差がありますが、免れることは難しいです。

平均血圧」は、「末梢の細い血管の動脈硬化を知るための指標」となりますので、自分の「平均血圧」を把握しておきましょう。

「平均血圧」は、「最高血圧」と「最低血圧」を足して2で割るのではありません。

「平均血圧」を求める計算式は次の通りです。

平均血圧=最低血圧+(最高血圧-最低血圧)÷3

それでは実際に数字を入れて、計算してみましょう。

(例)最高血圧120mmHg、最低血圧75mmHgの人の場合

75+(120-75)÷3=70+(45÷3)=70+15=85

となり、平均血圧は、85mmHgになります。

平均血圧は、100mmHg未満が望ましい数値です。できれば95mmHg未満がベスト。

平均血圧85mmHgのこの方は正常と判断できます。

100mmHg以上になると、細い血管にも動脈硬化がすすんでいると考えられますので、ご注意ください。

高血圧の基準だけでなく、平均血圧を把握することは、動脈硬化の状態が推察でき、心筋梗塞、脳梗塞などの血管事故のリスクの判断材料になります。

また、生活習慣を見直すことで、平均血圧が下がれば励みにもなり、動脈硬化の進行を緩やかにすることも可能です。

計算式2 「脈圧」の計算式

脈圧」は、「太い血管の動脈硬化を知るための指標」となります。

「脈圧」についても計算してみましょう。

これは簡単な計算式です。

収縮期血圧(最高血圧)から拡張期血圧(最低血圧)を引くだけです。

脈圧=収縮期血圧(最高血圧)-拡張期血圧(最低血圧)

脈圧は、平均血圧の計算式で既に計算してましたね。

つまり、

平均血圧=最低血圧+(脈圧÷3)

だったのです。

実際に数字を入れて、脈圧を計算してみましょう。

例えば、最高血圧が160mmHg、最低血圧が70mmHgの人の場合、

160-70=90

となり、脈圧は、90mmHgになります。

東京医科大学病院の高沢謙二教授は脈圧の上限60mmHgであると言われています。

(脈圧の正常範囲の下限30mmHg

脈圧90mmHgは上限を超えていますね。

平均血圧は、70mmHg(最低血圧)+(90mmHg(最低血圧)÷3)=100mmHgとなり、もうすぐ、脈圧が平均血圧を上回りそうです。

「最高血圧は確かに160mmHgと高いけど、最低血圧が低いからいいのでは」と言っている場合ではありません。この数字は、いつ血管事故を起こしてもおかしくない状態です。「平均血圧と脈圧の数字は赤信号が点滅している」と捉えて対処しましょう。

最低血圧は最高血圧との関係次第なので、最低血圧だけを見ているだけでは意味がありません。

東京医科大学病院の高沢謙二教授は、「最高血圧」「最低血圧」に加えて、「平均血圧」と「脈圧」について理解することが大切であると述べられています。

私は、高沢教授の本を読むまで、「平均血圧」と「脈圧」という言葉は聞いたことがありませんでした。

でも、ちょっと調べてみて、理解することはすごく大切なことだと思いました。

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