永六輔さんが教えてくれた昭和天皇と由布院町長の心があたたかくなるエピソード

【訃報】永六輔さんが、7月7日にお亡くなりになりました。心よりご冥福をお祈り致します。(2016年7月12日)

佐藤健さん主演の『天皇の料理番』を見ていて、思い出したことがあります。

それは、永六輔さんが講演会で話されていた、昭和天皇と由布院の町長との逸話です。

永六輔さんは、入江侍従長からお聞きになったようです。

昭和天皇が大分県から熊本県の植樹祭に行かれた時のこと。

陛下がやまなみハイウェイを通って、大分県の由布院に着かれました。

由布院では、町長が昭和天皇に由布院の山々を説明することになっていました。

スポンサーリンク

一ヶ月前から山の名前を暗記

町長は、一ヶ月も前から由布院の山の名前を暗記しました。

「あの山は何々山でございます。あれは何々岳でございます。」 何度も何度も練習をして、当日を迎えました。 町長は練習通り、陛下に説明しました。

「あの山は何々山でございます。あれは何々岳でございます」 説明が終わり、おじぎをして、ホッと安心して頭をあげようとした時、陛下が、「そして、あの向こうに見える山は何の山?」とお尋ねになりました。

この日は、特別いいお天気で、普段は見えない遠くの山まで見えたのです。

陛下が尋ねられた山は、町長が練習していた時には見えなかった山で、町長は先ほど説明した山以外の山の名前は知らないのですから大変です。

どうしていいか分からず、お辞儀をしたままの町長に、入江侍従長が、「お答えを!お答えを!」と催促するので、町長、頭を下げていて分からないんですけど、頭をあげながら一言、「ただの山でございます」 町長は自分ながら、「なんて馬鹿なことを言っているんだろう」と、緊張の中で笑いを噛み殺していると、すると陛下も笑いをこらえて震えていらっしゃったというお話です。

その後、宮内庁からは、町長のもとに、菊のマークのついたお酒やお菓子が届けられました。

ただの山でございます」事件は、一件落着したのですが、このお話には後日談があります。

スポンサーリンク

宮内庁から再びの連絡

ただの山でございます」事件以来、町長は、心残りだなと思っておりました。

大分県の別府に太陽の家という車いすの障害者のお世話をしている施設がありました。

そこに皇太子殿下御夫妻(現・天皇皇后両陛下)がおいでになりました。

宮内庁からは、昭和天皇と同じようにご説明するように、と連絡がありました。

町長は再び、山に登り、すべての山の名前を憶えて、もうこれで安心と思っておりました。

ちょうどその日は曇りで、町長も落ち着いて、皇太子殿下御夫妻に、「あの山は何々山でございます。

あれは何々岳でございます」とお辞儀をしながら、説明していると、皇太子殿下がこうお尋ねになりました。

町長、ただの山というのは、どの山?」 町長は、「ただの山でございます」の一件のことをどうしてご存知なのかと思いつつ、「ただの山、本日見えません」とやったのです。

皇室では、由布院の町長は楽しい人だと評判だったようです。

永六輔さんが考案した『老化のきざしチェックリスト』はコチラ

 物忘れは認知症の始まり?永六輔さんの老化の兆しチェック!

関連記事

スポンサーリンク

当サイトのイチオシ記事

脳血管のトラブル

お悩み解決

こんな記事も読まれています

コメントは受け付けていません。

お問合わせ

お名前 (必須)

メールアドレス (必須)

題名

メッセージ本文