卵の黄身の色は飼料(エサ)によって変わる!黄色信仰根強い日本人

殆どの消費者は、卵の殻の色も、黄身の色も栄養価とは関係ないことをご存知だと思います。

でも、色の好みがあるので、黄身の色が白っぽい卵は、あまり売れないのだそうです。

国立ファーム(東京都国立市)は卵の自給率を高めようと、飼料に米を入れたのですが、黄身が白っぽくなって、販売は苦戦しているようです。

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卵の黄身の色はコントロールできる

大分県で長年養鶏業を営んでいるある経営者は、数年前、「お宅の卵は他と比べて黄身が黄色いね」と言われて驚いたそうです。

この経営者は、平飼いで、エサに自然の草やとうもろこしを食べさせていました。

昔は、「黄身が黄色い」と言われていたのです。

昔とは飼料も変わっていませんし、黄身の色も変わっていなかったのです。

市場に流通している卵の黄身の色が、どんどん濃くなっていたのです。

欧米の卵は、日本の卵の黄身の色より白っぽくて、濃い色は敬遠されるようです。

国により、好みの色は違うようです。

さて、黄身の色と味は無関係で、濃い黄色は餌に由来しています。

黄身の黄色はトウモロコシに含まれるカロテノイド色素由来のもので、多くの養鶏場では、色を濃くするためにパプリカやマリーゴールドなどをエサに加えて濃い黄色になるようにしています。

配合飼料メーカーの営業マンは、色見本を持っていて、白に近い薄い黄色から、オレンジに近い濃い黄色までの15色になる、それぞれの飼料を養鶏業者に見せています。

そして、希望する色が出る添加物の入った飼料をすすめるのだそうです。

添加物の入っていない飼料で育った鶏から生まれた卵がいいと思うのですが、卵の黄身の色をコントロールしていないナチュラルな卵は、売れないのですね。

「卵の黄身の色、こんな色の卵は危険!」といったニュースが流れたとしても、白っぽい卵の黄身の卵を添加物でコントロールしてしまうのでしょう。

米を中心に育てた場合でも、エサに色素を加えれば黄身は黄色くなります。

極端な話、卵の黄身の色は何色にでもコントロールすること可能だということです。

黄色信仰は日本独自のもので、アジアでもインドでは黄身が白っぽい卵が人気です。

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卵の自給率は10%?ほとんど国産なのに!

卵は、ほとんど国産なのに、卵の自給率はわずか10%です。

農林水産省のホームページには次のように書かれています。

日本は1人当たりの卵の消費量が世界でもトップクラスです。平成21年度の消費量は260万トン。これを個数換算すると約400億個に及びます。
消費量がこれだけ多く、また96%以上の卵を国内自給できているにもかかわらず卵の自給率は10%です。これは鶏の飼料原料の約9割を輸入しているからです。

飼料穀物は、生命を育む食の源流ですが、そのほとんどを海外から輸入しています。

農産物の種も同様でしょう。

飼料自給率を考慮した畜産物の自給率は、

牛肉 11%

豚肉  6%

鶏肉  8%

鶏卵 10%

です。

牛肉や豚肉が国産だとしても、海外から飼料が輸入できなくなれば、牛や豚、鶏までも日本にはいなくなってしまいます。

どうやら、卵の黄身の色が、薄い、濃いの問題よりも、国内で安心、安全な配合飼料をまかなえるようにすることがもっと大切なようです。

世界の人は、とうもろこしを食べて生きている

スーパー

本題に移る前に、次の文章をお読みください。

プランクトンは何を食べるの?
プランクトンには二種類あるプランクトンとよばれるものは、たいていの川、池、海などにすんでいて、植物性プランクトンと、動物性プランクトンの二つに仲間分けできます。
■自分で栄養分を作る植物性プランクトン
植物性プランクトンは、ふつうの木の葉や草などと同じように、光合成を行って、栄養分を作ります。光合成とは、植物の緑の部分( 葉緑体 )で、日光を受けて、二酸化炭素と水からでんぷんなどの栄養分を作出すはたらきをいいます。だから、植物性プランクトンは、えさはいらないといえます。でも、野菜や花を育てるのに、量は少しでよいけれど、なくてはならない養分( 肥料)が必要です。水底のどろの中などには、いろいろなバクテリアがいて、かれた植物や死んだ動物や生き物のふんなどを分解して、植物プランクトンが使える養分に変えて、水にとかしこんでいます。
■植物性プランクトンがえさになる
動物性プランクトンは、自分で栄養分を作ることができませんから、植物性プランクトンや、ほかの動物性プランクトンをえさにしています。また、これらのプランクトンは、水の中にすむ、たくさんの魚やいろいろな生物のえさになっています。ちょうど、死んだ動物やかれた植物を土の中のバクテリアが分解し、その養分で植物が育ち、植物を草食動物がえさにし、人間や肉食動物が、草食動物を食べる、という関係と同じようなものです。

このように、海産物の源流は、植物プランクトンであると考えると、私たちは、太陽を食べていると言えそうです。

そう考えると、現代の私たちは、トウモロコシを食べて生きていると言えそうです。

映画の『フード・インク』では、次のようなことが語られていました。

「スーパーには一見したところ豊富な商品が並ぶ」

「だが関与しているのは数社と数種類の穀物だけ」

「食べ物の源流をたどって一番驚いたのは全てが-」

アイオワ州のコーン畑に行き着いたことだ」

「工業製品のほとんどはコーンを原材料にしている」

「コーンは世界を制服した」

「驚くべき植物だ」

「スーパーに行って棚を見渡すと」

90%の製品にコーン大豆が含まれている」

「たいていはその両方だ」

「ケチャップ、チーズ、乾電池、ピーナツバター、スナック菓子、ドレッシング、ダイエット甘味料、シロップ、ジュース、粉末ジュース、オムツ、鎮痛剤、ファストフード、高果糖コーンシロップ、食品添加物、乳化剤、抗酸化剤、鶏・豚・牛の家畜飼料、川魚・養殖サケのエサ・・・」

いかがですか、私たちはトウモロコシを食べて生きているのです。

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