老化を早めるフリーラジカルはガン・心筋梗塞・脳梗塞の真犯人 

私たちの体は、約60兆個の細胞で構成されています。

その細胞ひとつひとつが正常に活動し続けてくれば、「老いる」ことはありません。

けれども、細胞自体を殺してしまったり、傷つけてその活動を邪魔する犯人が、体の中に存在しています。

ガン・心筋梗塞・脳梗塞などの怖い病気を起こす真犯人が、「フリーラジカル」なのです。

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 フリーラジカル free radical

プロペラ機

ラジカルは、“基本的” “根元”の意味があり、根本から転じて、「徹底的」とか「過激派」の意味が出てきました。

化学的には、フリーラジカルは「遊離基」と訳されます。

遊離基は、原子団から電子が1個とれて奇数(不対電子といわれる)になった状態です。

通常、物質の中の電子は常に2個ずつ一対になっていますので、普通はお目にかかれません。

というのは、電子は常に2個ずつペアになって存在するからです。

この不対遺伝子をもっているフリーラジカル(遊離基)は、不安定な状態で、他の分子などから電子1個を奪って、常に安定しようとするのです。

「原子や分子がもつ電子が奪われる化学反応」はすべて酸化反応と呼ばれます。

このフリーラジカルの酸化反応という現象は、この不対電子の特性によるものです。

フリーラジカルは、さまざまな化学反応の過程で発生します。

その種類は、数千種類あるといわれています。

また、フリーラジカルによって酸化された分子は、自分もフリーラジカルになることもあり、恐ろしい酸化反応の連鎖が始まります。

電子が1個の状態がなぜ不安定かというと、それは、電子が猛烈な速さでクルクル回っているからです。

1個だけで回っているよりも、2個の電子が互いに逆方向に回ったほうが、各々の自転による影響を打消し、安定度が高くなるのです。

写真にあるようなプロペラ機で説明すると、プロペラ1枚の単発飛行機は、プロペラを回すと、その反動で機体がねじれます。

操縦席から見てプロペラが時計回りだとすると、期待は左にねじれる。

(エンジンのメーカーによって違うようです)

そのままでは、左に旋回してしまうので、当て舵により補正し、錐もみ旋回するのを防いでいるのです。

ところが、2枚のプロペラが逆方向に回転する双発機の場合、回転の影響が打ち消されて、安定した飛行ができるのです。

電子が1個の不対電子も、1枚のプロペラの単発機のように、どこを向いて飛んだらいいか分からず、他の分子に体当たり(まさに過激派)してしまい、体当たりした分子から1個の電子を奪い取り、

2個の電子が逆方向に回るようにして、安定させようとするのです。

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 呼吸するからフリーラジカルが発生する

ミトコンドリア

人は呼吸しなければ生きていけません。

呼吸によって取り入れられた酸素によって、食べ物からとった栄養分を、エネルギーに変えているのです。

酸素がなければ、エネルギーを作ることができません。

このエネルギーを作っている場所はミトコンドリアという小器官です。

ミトコンドリアは、全ての細胞の中にあります。

酸素を使って、栄養分からエネルギーに変えるのですが、使った酸素の2~3%が残り、それがフリーラジカルになります。

フリーラジカルはミトコンドリアから発生するのです。

発生したフリーラジカルはミトコンドリア自体も攻撃します。

さらにミトコンドリアの外にも漏れ出し、細胞膜やDNAの核なども攻撃します。

このように、人は呼吸している限り、フリーラジカルの攻撃を受け、正常な細胞が減って自然に老化をしていきます。

ミトコンドリアから生まれるフリーラジカルは、スーパーオキシド・ラジカル(細胞への影響 小)

ヒドロキシル・ラジカル(細胞への影響 最大)の2種類です。

また、フリーラジカルではありませんが、過酸化水素(細胞への影響 小)という化合物も発生します。

他にも、光による化学反応によって、一重項酸素(細胞への影響 大)も発生し、この4種類を活性酸素と呼びます。

免疫がフリーラジカルを生む?

前章で述べた通り、ミトコンドリアが食べ物をエネルギーに変えるときに、酸素を使うために、2~3%のフリーラジカルを発生させてしまいます。

それ以外にも、フリーラジカルの発生源があります。

それは、血液中にある白血球の一種である好中球マクロファージとよばれる細胞です。

体の中に異常事態が発生した時に、これらの好中球マクロファージからフリーラジカルが発生するのです。

異常事態とは、細菌やウィルスが体の中に入ってきた時で、脳梗塞や脳出血、打ち身などにより、虚血(血液が細胞に流れない状態)再灌流(再び細胞に血液が流れ出す状態)を繰り返した時です。

体を守るために、好中球マクロファージが細菌やウィルスと戦ってくれるのですが、フリーラジカルが発生してしまい、細胞を傷つけてしまうのです。

好中球マクロファージにとっては、フリーラジカルが武器、弾丸となります)

フリーラジカルが原因と考えられる病気としては、白内障、脳梗塞、心筋梗塞、認知症、糖尿病、胃炎・胃潰瘍・胃がん、ED

などがあります。EDの原因がフリーラジカルとは驚きます。

最近では、芸能人の磯野貴理さんが脳梗塞で倒れた、との報道がありましたし、歌手の西城秀樹さんが、テレビの番組で脳梗塞の闘病記を語っておられました。

これらの病気にならないよう、フリーラジカルにどう対処したらよいでしょうか。

それは、私たちの体のにある抗酸化力を鍛えることです。

例えば、SOD(スーパーオキシド・ジムスターゼ)という酵素は、スーパー・オキシド・ラジカルを消し去ってくれます。

ジムスターゼの意味は、「除去する酵素」です。

スーパー・オキシド・ラジカルを消し去ってくれるのです。

フリーラジカルに対抗してくれる酵素も、激しい運動や食べ過ぎ、睡眠不足などによって、

ミトコンドリアの中で使われる酸素の量が増えフリーラジカルも増えるので、対抗できなくなってしまいます。

また年齢とともに、体内の抗酸化力が低下してしまいますし、SOD(スーパーオキシド・ジムスターゼ)の働きも下がってしまいます。

ですので、日頃から、抗酸化力のあるビタミンEやビタミンC等を補給し、フリーラジカルを大量に生み出すものを避けていくことが大切です。

避けないといけない喫煙についてですが、タバコの煙は、血管の老化である動脈硬化を進行させる。

タバコの煙から発生したフリーラジカルが直接傷つけ、またそのことが原因となり、好中球やマクロファージがフリーラジカルを放出するといった悪循環に入ります。

タバコは1本吸うだけで、ビタミンCやビタミンEを血液から大量に消し去ると言われています。

たった4本のタバコを吸うだけで、成人男性に必要なビタミンCの必要量1日100ミリグラムが消えてしまうそうです。

城西大学の日比野教授の研究では、脳梗塞発症後の脳のダメージは、虚血―再灌流の時に大量にフリーラジカルが発生することによること、抗酸化物質を投与しておればダメージが少ないことを、ラットによる実験で明かされています。

食事だけでなく、ビタミンなどの抗酸化剤を効率よく摂っていきたいものです。

人間ドック・検査は【マーソ(MRSO)】で調べられます。
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