
チェルノブイリの原発事故から約30年。
ヘラルド放射能安全研究所では、長年の実験によって分かった放射能除去の方法を教えてくれています。
キッチンでできる食品放射能の減らし方を知ることが大切です。
放射線セシウムの特徴は、「放射線セシウムは水に溶けやすく、油脂類とは結合しない」ということです。
この大原則を踏まえて、食材の放射能を減らしていきましょう。
野菜・くだものの放射能を減らす
野菜・くだものの表面に放射能がついていると考えて、やるべきことは、まず表面をきれいにすることです。
よく洗って、皮をむくだけで、放射性セシウムの量を、5分の1から2分の1に減らすことができます。
蒸したり、ゆでたりする場合でも、その前に皮をむきましょう。
キャベツは、外側の葉を、3、4枚取って捨てましょう。
それだけで、放射性セシウムの量が40分の1になります。
にんじん、かぶは、地上に出ている部分を取り除くことがポイントです。
茎や葉を取り除くと、20分の1から15分の1に落とせます。
野菜やくだものをよく洗って、皮をむくだけで、かなりの放射能を減らすことができるので、これは、ちゃんと実行しましょう。
また、野菜を塩水漬け、マリネにすると、放射能が抜けますので、食卓に1品増やすようにすることをおすすめします。
ただし、つけ汁は捨てましょうね。
下ごしらえ 洗って、むいて、また洗う
最初に洗う
野菜やくだもので、すき間が詰まっていて身の硬いものは、中心部の芯の部分にまで放射能が入っていません。
ですので、表面をよく洗ったり、皮をむくことで大部分の放射能を落とすことができます。
土や汚れを落とし、流水で放射能を取り除きましょう。
葉をむく
キャベツや白菜などの葉もの野菜は、外側の葉を3、4枚取り除きます。
ねぎも、外側の1枚をむいて、取り除きます。
葉茎・根を切り落とす
大根や人参は、地上に出ていた葉茎部分は切り落とします。
長ネギ、玉ねぎなどは、根の部分を1.5センチほど大きめに切り落とします。
皮をむく
大根、人参などの根菜類、いも類、くだものは皮をむきます。
じゃがいもの芽や、くぼみの部分などは、しっかり取り除いてください。
皮ごと食べられるものでも、皮はむきましょう。
トマトやアスパラガスなども、です。
もう一度よく洗う
洗って、むいて、また洗うの、最終工程です。
最後にもう一度、丁寧によく洗いましょう。
続きは
にて。
調理する前に、一手間、二手間かかり、ネガティブな気分になりがちですが、これからの、調理の新習慣なんだと割りきって、実行していきましょう。
そして、健康被害を防止しましょう!
最初から完璧を目指さないことも、続けていくコツなのかもしれません。
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