
肉類の放射能を落とすのは、なにより勇気が必要です。
放射能のことが心配でしょうがないという方は完璧に、そうでもない方は、試しに一度やってみるか、ちょっとだけやってみてください。
美味しさを犠牲にして、そこまでできないという方は、やり方だけ知っておいてください。
キッチンでできる食品放射能の減らし方、放射能のことも知りましょう。
肉類の放射能を落とすには
牛肉、豚肉、鶏肉の放射能を比較すると、次のようになります。
鶏肉=牛肉>豚肉
豚肉は、鶏肉、牛肉と比べると、放射能は少ないです。
野生動物を口にすることは少ないと思いますが、野生動物は非常に危険です。
野生動物の放射能を調べると、基準値の10倍から100倍の放射能が検出されています。
下ごしらえ1 カットして、塩水にさらす
小さくカットしたほうが、塩水につけた時、セシウムが早く溶け出すからです。
ぶつ切り、スライス、挽肉などにして、塩水に触れる表面積を増やします。
2.塩水にさらす
小さくカットしたお肉を、2%の塩水につけて、セシウムを水に溶け出させます。
12時間異常、塩水にさらす必要があります。
冷蔵庫の中に入れ、一晩待ちます。
塩水につけていると、肉のたんぱく質も溶け出てしまうので、お酢やビタミンCを加えて、たんぱく質の流出を減らします。
また、お酢やビタミンCを加えることで、放射能を除去しやすくなります。
一晩たったら、肉を塩水から取り出し、流水で洗います。
下ごしらえ2 ゆでこぼす
1.沸騰したお湯で10分ゆでる
2.ゆで汁は使わずに捨てる
一晩さらす時間が無い時は、「ゆでこぼし」をしてください。
これだけで半分の放射能を落とすことができます。
ゆで汁には、肉から溶出した放射能が含まれていますので、必ず捨ててください。
編集後記
この記事は、『自分と子どもを放射能から守るには』(世界文化社刊)を参考にしています。
ウラジミール・バベンコさん(ベルラド放射能研究所 副所長)が、書かれた本です。
チェルノブイリ原発の事故から17年後の2003年に出版されました。
ベラルーシに住んでいる方のために書かれた本です。
日本語版は、2011年に出版されましたが、著者のベバンコさんは、
「この情報がチェリノブイリ以外で必要だったでしょうか?」
「まさか日本語にしなければならないときが来るとは思わなかった」
と語られていました。
この本には、十数年に渡るチェリノブイリ原発事故で苦しまれた方々の経験や知恵が、詰まっています。
健康被害を防止するために、先人の経験や知恵に学びましょう。
この記事が、放射能のことで抱いている不安や悩みに、
少しでもお役にたてることができれば幸いです。
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