歯の8020運動!歯の残存本数が見た目年齢に影響?(歯の話2)

8020(ハチ・マル・ニイ・マル)運動というのは、80歳になっても20本の歯を残そう!

という運動で、平成元年に当時の厚生省・日本歯科医師会などの提唱で始まりました。

80歳の方の歯の残存本数は、現状、平均で8.2本なので、増やしていく運動です。

健康日本21でも、この運動と連携し、年齢別の目標を掲げています。

さて、すごい歯医者さんというのは、一度に何十人の方の歯を調べる機会があった時に、20人以上検査したくらいから、お口の中を見る前に、入歯をしているか、していないかが分かるようになったそうです。

えっ、なんで?

その理由とは・・・。 本文の中でご紹介します。

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お口の中を見ないで入歯かどうか分かった理由

入歯おじさん

それは、生き生き老人健康度調査(九州大学健康科学センター・福岡県春日市)での65名の精密検査中のできごとです。

歯科医担当の分野は、歯の残存本数や虫歯、唾液の分泌量など10項目以上を調べることになっていました。

その歯医者さん、最初のうちは、当たり前のことですが、お口の中を見て、入歯をしているか、していないかを確認していました。

ところが、二、三十人を見比べているうちに、皆さんが待機しているところから検診の椅子のところまで歩いた来られる間に、予想ができるようになったのです。その予想は、ほぼ当たっていました。

それは直観的なものですが、男性でも、女性でも、検診をしているところまで歩いて来られる様子を見て、「この方は、これから、その気になれば恋ができるようになるか?」と問いかけたときに、「素敵な方だなー。できるかも知れない」と思うか、「いやー、セクシーさは伝わってこないなー」と思うかで判断できたのです。

前者のこれから恋ができると思われる人は、自分の歯。

後者の恋はちょっと難しいかな、と思えた人は、入歯。

この観点で予測しだしたら、入歯か、そうでないかがピタリと当たり始めたそうです。

その歯医者さんは、こう言っています。

歯がある方は、年齢を超えた美しさや色気がそこにあるのでした。しかし、歯が無くなってしまった方は、枯れた健康がそこにあります。それは枯れ枝のように枯れた感じがして、とても美しさや色気を感じられなかったのです。歯の存在は直接目に見える形や、健康という表面的な見方では区別できない、まさに形を超えたダイナミックな世界にその意義と機能が隠されているようです。

辛辣なことを言っておられますが、入歯を使ってる方を姿を見るだけで分かってしまうのは、本人が気づかなくとも、どことなく身体全体に醸し出しているのでしょう。

発症すると寝たきりになりやすい病気は、著しくQOL(Quality of Life)生活の質を下げます。

歯を失うことは、QOLを下げる以上に人生の質を下げてしまうのかもしれません。

入れ歯の方は、松風 ピカ 義歯洗浄剤 6箱入でバイ菌の洗浄を。

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生き生き老人健康度調査とは?

生き生き

九州大学健康科学センターと福岡県春日市が共同で始めた「いきいき老人健康度調査」は、驚くことに当初、歯についての研究分野は含まれていなかったそうです。

生き生きと元気に暮らしているお年寄りに、学術的な視点から、健康の秘訣を学ぼうとする画期的な取り組みであるにもかかわらず、歯の存在が忘れられていました。

歯はなくなると不自由だけれども、全身の健康にはそんなに影響はないだろう、という考えを、一般の方も高度の専門知識を持っておられる医療従事者も

持っておられたのです。

生き生き老人健康調査がスタートするに当たり、当時九州大学大学院で助手をされていた村津和正さんの提案で、歯科分野の研究も組み込まれることになりました。

詳しいことは説明できませんが、調査の方法と得られたデータについてだけ説明致します。

そもそも、この生き生き老人健康調査は、

来る21世紀の超高齢化社会において望ましい高齢者を輩出するには、どのような若年期を過ごしたらよいのか、身体のこと、生活習慣のこと等を生き生き老人に学ぼうとするものであった。研究プロジェクトチームは、九州大学健康科学センターのスタッフを中心として、他大学、他学部の協力も仰いで、人間の健康に拘わるさまざまな分野の専門家によって構成された。内科医師、精神科医師、運動生理学者、食物栄養学者、統計学者、保健婦そして私が歯科医師として、歯と口腔分野に関する研究を担当した。

村津和正さんが述べられているように、

生き生きと元気に暮らしているお年寄りに、学術的な視点から、健康の秘訣を学ぼうとする画期的な取り組みであった。

ということで、生き生きと暮らしているお年寄りに健康の秘訣を学ぶものです。

その調査の仕方は、まず健康で生き生きと暮らしているお年寄りを集めることです。

  • 一次対象者は、春日市内の37の老人倶楽部に所属する高齢者約1,800名
  • 健康課の保健婦が、自覚的他覚的に健康で生き生きしている高齢者86名を選択。
  • 86名(男性:58名・女性28名)に絞り込み二次対象者とする。
  • この選別は、口腔の健康状態とは無関係に実施。
  • 二次対象者を内科医が精密検査を実施。
  • 身体に異常があり、過去三ヶ月以内に薬を服用した者21名を二次対象者から除外。
  • 65名(男性:44名・女性21名 平均年齢71.3歳)が最終検査対象者に決定。

一次対象者約1,800名の中から、自分でも健康だと思い、他人からも健康そうに見え、精密検査をしても、どこも異常が見られない方。

しかも、ここ三ヶ月の間、薬の服用もしていない方に絞り込んで、残った人数が65名となったのです。

この方々の健康状態はどうなっているのか、健康づくりに対してどのような考えを持っているのか、若年期、壮年期の生活習慣はどうだったか、を内科医、歯科医、そして運動生理学、心理学、栄養学の専門家が入念に調べました。

歯科分野では、

  • 歯の残存状態
  • 虫歯
  • 歯周ポケットなど歯周炎(歯槽膿漏)の指標
  • 歯の動揺度
  • 咬合状態
  • 咬合力
  • 咀嚼能
  • 唾液の分泌量

などについて詳しく調べられました。

それらを調べてみて、結果はどうだったのか

検査結果を集計する時、村津和正さんは手も心も震えたそうです。

なぜなら、生き生き老人たちに、もし歯がなかったら、今まで取り組んでいた予防歯科の道を捨てようと思っておられたからでした。

結果は、村津和正さんが予防歯科の道を捨てなくてよい結果でした。

  • 生き生き老人は、全国平均の2倍の歯が残っていた。
  • 咬合力も、一般老人と比べて2倍以上あった。
  • 歯が残っている人はよく噛めており、唾液も十分出ていることが分かった。

1,800人の中の健康な上位65人に残るには、歯が無いと残れないようです。

平均の残存本数を目指していてはダメで、平均残存本数の2倍以上を目標にしましょう。

できれば健康的な自然な白い歯がいいですね。

自分の歯があれば、食べ物を美味しく食べられて、健康敵で、しかもセクシーに。

お得です。

この調査をキッカケに、歯と血圧、歯と記憶力の関係、歯と他の病気との関係が、次々と明らかになってきました。

(歯の話3)に続きます。

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